【株式会社Peace】コンビニコーヒーから学ぶ経営戦略
株式会社Peace
代表取締役 土井けいじです。
昨日2月15日に、スターバックスコーヒーが10~20円の値上げをしましたね!
オフィスを構えた今では以前よりカフェに入って仕事をすることが減りましたが、無料Wi-Fiが飛んでいたり、ワンモアコーヒーで安くおかわりができたり、仕事をする時はとても助かる場所です。
そのコーヒー業界は2013年にセブンイレブンがセブンカフェを出してから、勢力図が一変されました。
(セブンカフェは2019年2月には、なんと累計50億杯を売り上げる予測!!)
コーヒーチェーンの最大手のスターバックスを抜いて一気にコーヒーを一番売っている会社になった理由はセブンイレブンの店舗数にあると考えています。
スターバックスの店舗数は、
1,415店舗
※平成30年12月31日現在
それに対してセブンイレブンの店舗数は、、、
20,260店舗!!!!
※平成29年3月31日付
実に10倍以上です。
さらに価格が3分の1となれば、テイクアウト目的の方はコンビニコーヒーに流れて当然ですよね。
(もちろん味がカフェのコーヒーに引けを取らないのも大事!)
さらにさらに!
カフェと違い専用の機械からセルフで入れるため人件費の削減にもなっています。
さらにさらにさらに!!
カフェは席数に限りがあり、どれだけ杯数を増やしたくても顧客の回転数がネックになりますが、
コンビニコーヒーは買ったらすぐに退店するので、回転数がネックにならないです。
本当に無駄がない!!!!
また、経営者という視点で見た時に、もう一つ大きなポイントがあります。
それは、
「コーヒーを売るためにコンビニは始まっていない」
ということです。
当たり前だろ!と言われそうですが、これが大事なポイントだと思います。
コーヒーを売るために始まったスターバックス、ドトール、タリーズなどは、多少お菓子やタンブラーなどを売ったとしても、メインはあくまでコーヒー。
極端に言えば、コーヒーの売上≒企業の売上 と言ってもいいくらいです。
コーヒーを毎日飲む人がいる一方、1週間に1回もコンビニに行かない人はかなり少ないのではないでしょうか?
飲む人がいれば飲まない人もいるコーヒー、使わない人がほとんどいないコンビニ
顧客の回転数が悪いコーヒーチェーン、顧客が購入後すぐに退店するコンビニ
つまり、売上に大きな大きな差が出ることになります。
売上が増えれば当然利益も増えやすく、
利益は先行投資つまり新規店舗の出店に繋がり、
全体の売上の差がさらに開きます。
(コンビニの場合さらにフランチャイズ制を取ることで、レバレッジを効かせています)
そうやって巨大なネットワークを築きあげてから、その膨大な流通網を活かして新たなサービスを展開していくのがセブンイレブンの戦略かなと考えています。
私が小売店の事業をメインに置いたのも先行投資に回す利益を出しやすいからです。
飲食店も出していますが、飲食店をメインに置くと利益は少なく先行投資が出来ないので軌道に乗るまでに膨大な時間がかかったんじゃないかと思います。
「好きを仕事に」という言葉が流行っていますが、
私個人としては利益率のいい事業で利益を出し、その利益で好きなことをやるという順番をオススメします。
セブンイレブンに関しては、店舗を出す戦略に関しても面白いので、また書けたらと思います。
土井けいじでした。
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